衣類の防虫剤選び・使い方

衣類の防虫剤選び・使い方

防虫剤の相性と選び方

まず、基本的には防虫剤の併用は避けた方がいいです。
異なる種類の防虫剤を併用すると、お互いに影響しあい、薬剤が溶けて衣類にシミがついたり変色したりすることがあります。

樟脳(しょうのう)・ナフタリン・パラジクロルベンゼンは併用できません。
ピレスロイド系はどの防虫剤とも併用できます。防虫剤を選ぶ時は、商品表示のこの点に注意して選んでください。

防虫剤の種類と効果

防虫剤の種類 使えない衣類 特徴と使用方法
有臭 樟脳 なし(金糸・銀糸・金箔には直接触れないように) 全ての衣類に使用できる。自然の芳しい臭気がある。袖・襟・裾の汚れが無いかチェックする。
ナフタリン ラメ・金糸・銀糸塩化ビニール製品(バック・ベルトなど) 効き目がゆっくりと持続する。フォーマルウェア・雛人形などに適している。
パラジクロルベンゼン 合成皮革・ラメ・金糸・銀糸 揮散が早い。高温多湿の場所では溶けて染みになるので注意。
無臭 ピレスロイド系 真鍮・銅が入っている物ボタンが付いた服 他の種類と併用できる洋服タンス・衣装ケースに適している。

防虫剤の使い方と注意点

  • 衣類の上に防虫剤を置く

防虫剤は揮発性を持ちますので、蒸発した気体は空気より重たいので下に沈んでいきます。
だから、衣類の上に置くと効果的なのです。

  • 防虫剤を併用しない

上の図の樟脳(しょうのう)・ナフタリン・パラジクロルベンゼンは併用できません。
ピレスロイド系はどの防虫剤とも併用できます。

  • 衣類を詰め込まない

衣類を詰め込みすぎると効果が半減してしまいますので、収納ケースの8分目位までにしましょう。

  • 適正量の防虫剤を入れる

防虫剤を使用する量が多すぎても少なすぎてもいけません。
パッケージに記載されている標準使用量を守ってください。

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